2022年度姫路市立美術館 友の会旅行

活動

2022年10月3日(月)に姫路市立美術館友の会の旅行が開催された、天気の心配も晴れて少し雲が出て暑かったくらいだった。募集人数30名のところキャンセルもあったが24名の参加で無事に楽しんで行って呉れました。
旅行内容
*ご旅行日:2022年10月3日(月) 《日帰り》
*行  先:小豆島
*利用バス:大型1台
*集合場所:JR姫路駅南バスターミナル・姫路港から合流される方は姫路港フェリー乗り場
*コース及びスケジュール
R姫路駅6:00集合
6:15出発

姫路港6:45頃着(姫路港メンバーは6:40集合)姫路港からのメンバーと合流後フェリーに乗船 7:15出発
↓ ~~<小豆島フェリー>~~
福田港8:55着/9:00頃発

sd55「そこにいた」(見学) 9:20~9:35出発

寒霞渓山頂駅 sd54「空の玉」(見学・昼食) 10:10~12:00出発
↓ 寒霞渓ロープウエイ駅展望デッキで昼食
草壁港 sd50「辿り着く向こう岸」(見学) 12:30~13:00出発

中山 sd44「ゼロ」(見学) 13:20~14:00出発

尾形崎 sd43「はじまりの刻」(見学) 14:25~14:55出発

北浦 sd38>の「ダイナマイト・トラヴァース変奏曲15:00~15:10

福田 sd53「アジアアートプラットフォーム」(見学) 15:40~16:50出発

小豆島福田港16:55頃着/17:15発
↓ ~<小豆島フェリー>~
姫路港 姫路港合流メンバー下車 18:55着/19:00頃発

JR姫路駅19:30頃着

という工程で約11000歩の距離だったが、ゴルフ1ラウンドと一緒で目的があると歩けるものだ。すこし足が悪い方も居られたがほとんど回られたようだ。
工程地図

記録
世話人を買って出たゆえ天候が悪くフェリーが出なかった場合の連絡を受ける為4時過ぎからスタンバイして5時前に神姫観光の大久保さんより連絡、運航するとの事、出発準備をして6時前に出発、丁度集合時間の6時40分に到着する。ここに姫路駅よりのバス組と合流後乗車し乗船。春以来のフェリーで気分も盛り上がる、今回は少し雲があって、また彼岸で朝日の光も柔らかい印象だった。
朝から旨いお酒を皆さんで頂いた、たいがい自分で運転して行く旅が多いので酒は飲まないが、今回はバスなので朝の目覚ましのエネルギー補給が出来準備万端で小豆島福田港に定刻に着く。
福田港から寒霞渓に向かう途中にある最初に行く作品に到着

sd55「そこにいた」 イ・スーキュン(李秀京)
コンセプト(HPより)
古来より大きな石は神聖なものの象徴で、それにまつわる儀式も多く伝えられてきた。しかし現代では開発工事などにおいて石は逆に障害物として見られ、取り除くべきものとなっている。作家は、韓国で仏像を作る材料のひとつである金箔を石に貼り、仏陀が悟りを開き体が光っている様子を作品に落とし込む。
最近思うに石は無機質だけれど、パワーストーンなどとよく言われる意味がなんとなく分かる気がする、ただの石に金の衣を着せる何処か山の上の巨石に金箔貼ったのがあったことを思い出した。
sd54「空の玉」青木野枝
コンセプト(HPより)
鉄の球体のなかに入って雄大な自然を味わう
大渓谷と瀬戸内海を一望できる寒霞渓は、島の固有植物や奇岩を見られる景勝地として、国立公園や日本遺産に指定されてきた。今回、直径約4メートルの鉄の球体で見晴台をつくる。鉄は、時間の経過により錆色に変わり、周囲に溶け込んでいく。

何処かの番組でこの作品の制作過程みたいのをやっていて気になっていた、作品が設置されているのが道路から階段と山道を歩いて上がること約200mの寒霞渓の瀬戸内海を望む林の窓みたいなところに設置されていた、テレビの画面からでは実際の作品の10分の1も伝わらないと思った。作者の言う「鉄の球体のなかに入って雄大な自然を味わう」は人が居ない時に真ん中で座禅を組み味わいたいと思わせる想像以上に素晴らし作品だった。これは常設だとの事なので機会があれば又訪れてみたい。

少し早い目の寒霞渓ロープウエイ駅展望デッキで昼食を取る。今回も「福むすび」さんの弁当を頂いた。春は海辺で今回は山頂での食事となった、よく歩いて相変わらずの旨い弁当に大満足!!。

昼食も終わってまたバスに戻って次の作品に向かう、次は草壁港に浮かぶ作品と公衆トイレの作品へ。

sd50「辿り着く向こう岸」シャン・ヤン(向阳)

コンセプト(HPより)
海に浮かぶ文化のプラットフォーム
中国で廃棄された家具や建具を集めて修復して組み合わせ、さらに中国の伝統技法で連結することで瀬戸内海に浮かぶ木造構造体をつくる。作家の記憶と現代社会の分断や混乱が相まって表現されている。外側のアーチ型の構造は、船の船体構造を逆さまにしたもので、世界中の観客とつながることで人と人の壁が解消されることを願っている。

高松と草壁をフェリーが1日5便運行されていたが、2021年3月31日にて休止されたそうだ。1989年10月にミロス島と小豆島が姉妹島になったそうでギリシャ風のターミナルがある、現在は2階にレストランが細々と営業をしていた。
ガイドブックのイメージ写真と現物とのギャップが残る。
過去の港付近の店舗を繁栄を示す手書きの看板、今となればこれも立派なアートだ。

sd50>「辿り着く向こう岸」シャン・ヤン(向阳)の隣にあるsd21「石の島の石」
中山英之建築設計事務所

コンセプト(HPより)
地元で採掘された花こう岩と半透明の壁によるアートトイレ
小豆島の花こう岩を主材料とするコンクリートで公共トイレを施工。屋内は天井から光が差して明るく、夜は室内照明が街灯の役割も兼ねる。

sd44 「ゼロ」 ワン・ウェンチー(王文志)

この作品は幹線道路から約300m坂を下って川を渡ったところにこの作品がある、山裾に竹籠のようなものが見える。


アプローチ

ホール
丸竹の床に寝ると大きな足つぼマッサージで気持ち良い。
出口
入り口と反対側
この作品のコンセプト「調和の精神空間」まさにその通り、何処かで見た空間だなあと思ったら北京オリンピックメイン会場の鳥の巣だ、これは元は中央部がとがっていたそうでだんだんと下がって来てこの形になったようだ。最近は朽ちて来たようで屋根のあたりから竹が抜け落ちるそうだが、これは最初からここまでを定点観測してみたかった。この作品は始めからこれを狙っていたかのようだ、体感型作品の良さと魅力を感じる。
次に向かったのは北浦にある作品

作品No. sd43はじまりの刻 三宅之功

コンセプト(HPより)
夕陽を浴びて島とともに生きる命の象徴
己の記憶は朧げにはじまり、いつの日かこの世に存在していることに気づく。
この世のすべては一期一会。その時、その瞬間の出来事。
いまははじまりのとき。
高さ3.7m、幅2.4mの陶でできた作品。卵には草が生えて命を宿す。


焼き物で作った「はじまりの刻」この作品はこの割れ目に草が生えて作品が完成するそうだ、もうすでにちらほら見掛けた。常設なら後年見てみたい、その時何が見えるのだろう。

屋形崎 夕陽の丘に作品と何故か海に向かってブランコがある、つい漕いでしまうのだ、気持ちよさそう!
次にはいよいよ島を1周回って福田港へと向かう、少し時間に余裕が出来たので途中にあるsd38へ寄る。

sd38ダイナマイト・トラヴァース変奏曲 秩父前衛派

コンセプト(HPより)
ビジュアルと音で石に焦点を当てる小海にある石切り場跡地で、図形のような独自の楽譜を石に刻んだ作品を展示。

 

黒い石にダイナマイト・トラヴァース変奏曲が描いてあるのだが。

sd53-B福武ハウス

いよいよ最後の見学地福田地区に戻って来た。ここはsd53-B福武ハウスがありその周辺に作品群がある。
秋会期には「アジア・アート・プラットフォーム協同展2022『Communal Spirits/共に在る力』」を展開中。
コンセプト(HPより)
本年は、各地域で実践を行っている香港、インドネシア、台湾、カンボジア、タイの5つのパートナーたちと、「Spirits」というキーワードで協同展を開催する。このキーワードは、社会を理解するための様々なアニミスティックな実践(民間伝承された物語や伝統、土地の精霊や精神、価値観のようなもの)として展覧会を構成する重要なテーマである。アジア・アート・プラットフォーム2022では、異なる文化や歴史、背景を持つアジアの現代アート作品を集落の中に点在させることによって、自然と人、現代社会を構成するテクノロジーまでを含む、複雑な生態系が共存し、持続可能な社会となることを目指す。
お決まりの集合写真、今の時代でも撮ってしまう福武ハウス前にて。

sd34内でのインスタレーション

No. sd35葺田パヴィリオン 西沢立衛

晴季にも訪れたここは落ち着く先かも。鉄板ミルフィーユの間に居る無柱空間の居心地は何じゃらほい!。ツアー疲れでうねった鉄板の上に寝そべる心地よさ、これはタマタマか。作者はそんなこともあるかとベンチや屋根に水まきしたものが垂れてきてその音が響くことも計算済みか。

帰るフェリーに乗り込み飾磨港へ。帰りは少し風が強く大きなフェリーが揺れたが、幼少のころ乗っ時は気持ち悪かったが今回は感覚が鈍感になったのか何ともなかった。
早朝から始まった今回のツアーは、やっぱり現代美術は面白いと改めて感じさせてくれた。今までいろんな思考で美術芸術と接して来たが、自分なりに感じる事が原点。

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